平成30年度おはなしボランティア,学校司書合同講習会を開催しました。

 12月13日(木)、鑑賞室で、「平成30年度おはなしボランティア,学校司書合同講習会」を開催しました。
 今年度は、福音館書店書籍編集部長の山形昌也先生を講師にお迎えし、「科学絵本は生きる楽しさ ―科学絵本の編集現場から―」という演題でご講演頂きました。


1、科学絵本と物語絵本を比較しながら、科学絵本とは何かをお話下さいました。
   ・科学絵本は知識や情報を得るだけの本ではない
   ・本の中にどんなメッセージをのせるかが大切
   ・ストーリーを大切にしている
  「科学絵本は、読んでいる間は心の内側が育まれ、読み終わった後は心の外側が育まれ、見方、感じ方が育まれ、生き方が豊かになる」ということを教えて頂きました。

2、一冊の絵本がどのように作られるかを、『イワシ むれでいきるさかな』を例に取り上げ、パワーポイントを使用し、作者が最初に作成したラフと実際に本になったページを比べながら説明して下さいました。

3、こどもの時の読書体験をご自身の本でお話下さいました。

一冊の科学絵本が3年から5年かけて丁寧に作成されているということに感激しました。
普段伺うことのできない編集現場のお話を伺うことができ、とても楽しく勉強になりました。

山形先生、貴重なお話をありがとうございました。
おはなしボランティアの皆さま、学校司書の皆さま、ご参加ありがとうございました。